皆様、明けましておめでとうございます。
年の初めに、政治や世の中の事に表だって不満をいう前に、まず自分の身を律していきたいといつも思いますが、つい自分の事は棚に上げてしまいます。
どちらのご家庭でも、お正月の過ごし方は大体決まっていると思いますが、私の育った家では、まったく決まっておらず、数年毎に変わっていった様に思います。
ある数年間は、雪の深い生活していくだけで一日が終わってしまうような山小屋に、スキーと言えば聞こえは良いのですが、リフトも何もなく、スキーをするには、長時間スキーをつけたまま登らなくてはならず、1日に3本も滑れば上出来といった具合でした。
またある数年間は、我が家の様だった京都の旅館で過ごした事もありました。
我が家では、お正月や各家庭で祝う記念日などに、まったくといってよいほど無関心で、1日に、あけましておめでとうございますと、挨拶を交わした覚えがありません。お年玉をもらった事もありません。
よくお正月には、子供達を連れて実家に帰るという話を聞きますが、そんなに遠方ではなかった母の実家に連れて行かれた事はありません。
両親の晩年には、鶴川で過ごす事が多くなりましたが、何となく、お雑煮はおすましで、野菜は青菜だけとか、お正月の食卓に並ぶべき料理が彼らの意識の中にあるのが不思議でした。
お年玉は意識の中にないようで、孫共も貰った事がありません。